イワキ株式会社

マイクロバンク

世界中の研究所や検査室で
使われてきた信頼と実績

マイクロバンクは1本に液体培地と約25個の多孔性ガラスビーズを含む菌株保存用の低温用2mLサイズのクライオバイアルです。表面を特殊加工したビーズが菌株を取り込み液体培地が菌体を保護します。

製品特長

製品特長

1.バイアルは手頃な2mLサイズ。1本に液体培地および約25個の多孔性ガラスビーズ
  (セラミックビーズ)が入っています。
2.キャップが大きいので操作性が良く、手を汚しません。復元時のビーズの取り出しも
   容易です。
3.容器は液体窒素(気相に保存)にも耐える丈夫な低温用“クライオバイアル”です。
4.菌株接種前のバイアルの有効期間は常温暗所(目安5℃~25℃)に保管して製造後2年です。
5.中に入っている多孔性ガラスビーズ(セラミックビーズ)は表面を特殊加工してあるので
   菌をしっかり取り込みます。
6.大きめのデータ記入欄がついています。

使用方法

保存方法

18~24時間純培養した幼若菌をとり、バイアル中の液体培地に濃度がマックファーランド#3~4に相当するように浮遊させます。


18~24時間純培養した幼若菌をとり、バイアル中の液体培地に濃度がマックファーランド#3~4に相当するように浮遊させます。
*マックファーランドとは菌液の濁度から菌量を推定する際に用いる単位で、#3~4の濁度は大腸菌の菌数で「9~12x108/mL」に相当します。菌液調製時の対照用としてマックファーランド懸濁標準液セットを販売していますので、ご活用ください。

浮遊菌をビーズに吸着させるためバイアルを4~5回転倒混和します。

浮遊菌をビーズに吸着させるためバイアルを4~5回転倒混和します。

浮遊菌液を滅菌ピペットで残らず吸引します。

浮遊菌液を滅菌ピペットで残らず吸引します。

キャップを固く締め、フリ-ザーに入れ保管します。

キャップを固く締め、フリ-ザーに入れ保管します。

復元方法

バイアルをフリーザーから取り出し、復元する際、バイアルの凍結融解を防ぐため、別売のアルミ製保冷スタンドを使用することを推奨します。


バイアルをフリーザーから取り出し、復元する際、バイアルの凍結融解を防ぐため、別売のアルミ製保冷スタンドを使用することを推奨します。

バイアルのキャップを開け、滅菌した白金線などでビーズを1個取り出します。

バイアルのキャップを開け、滅菌した白金線などでビーズを1個取り出します。

取り出したビーズを平板ないし液体培地に接種します。

取り出したビーズを平板ないし液体培地に接種します。

製品一覧

スクロールしてご覧いただけます。

統一商品コード 商品名 包装 備考  画像
019-100593 マイクロバンク25 25バイアル 赤/黄/緑/青
ライトブルーが各5本
019-102047 マイクロバンク 80バイアル 赤/黄/緑/青
ライトブルーが各16本
 
019-102115 マイクロバンク 赤 80バイアル 各色単色包装
019-102085 マイクロバンク 黄
019-102139 マイクロバンク 緑
019-102092 マイクロバンク 青
019-102078 マイクロバンク
ライトブルー
019-102030 マイクロバンク 800バイアル お得用(色指定可能)  ー
019-102054 マイクロバンク
スタンド
1個 20穴のアルミ製保冷スタンド
019-102122 マイクロバンク 赤 ラック 4個 保存時に便利
019-102108 マイクロバンク 青 ラック
019-100074 マックファーランド懸濁標準液セット 5濃度 菌懸濁液の濃度調製時に便利
  1. バイアルは5色(赤、黄、緑、青、ライトブルー)ありますが、成分、性能は同一です。
  2. バイアルには多孔性ガラスビーズ(セラミックビーズ)が約25個入っていますので、
    理論的には菌株を約25回復元させることができます。
  3. 箱の中央にはスティックが入っており、バイアルの蓋に差し込むことにより、取り出しやすくなります。

マイクロバンク菌株管理システム


   詳しくはこちらをご確認ください。




添付文書・リーフレット

試験成績書・サンプル

試験成績書ダウンロード  (プロラボ社ウェブサイト)
サンプルのご依頼はページ下部のお問い合わせフォームから
 お願いします

よくあるご質問

マイクロバンクの溶液の組成はどのようになっていますか?

グリセロールとスクロースが主な成分です。SDSをお送りできますのでご要望ください。

菌を懸濁した後、保存液を抜いてしまっていいのでしょうか?

菌を懸濁した後は、菌液をしっかり抜いてから凍結保存してください。菌液が残った状態で凍結すると、ビーズ同士が付着してしまい、取り出す際に融解が必要になります。凍結融解を繰り返すことで、菌の保存性が低下してしまうのでご注意ください。

真菌やカビの保存は可能ですか?

可能です。目安として菌種別の保存データ「菌株保存リスト」をご参照ください。

菌の保存期間は、どれくらい可能でしょうか?

菌の種類によって保存期間が異なります。目安として菌種別の保存データ「菌株保存リスト」をご参照ください。また、大量サンプル及び長期在庫管理のために「菌株在庫管理システム:R-ISM®」をご紹介していますので、こちらをご参照ください。

菌株を保存する際に推奨温度はありますか?

一般的に低ければ低いほど保存期間は延びると言われておりますので、ー70℃以下を推奨していますが、それ以上の温度では保存できないということではございません。液体窒素の場合は気相で保存してください。

管理のためのバーコードラベルが貼りにくく、バイアルに直接記入しづらいが他に何か方法はありますか?

マイクロバンクには、二次元バーコード(DataMatrix)を使用した管理方法と「菌株在庫管理システム:R-ISM®」を使用した方法があります。二次元バーコードはマイクロバンクのチューブに表示されていますのでバーコードリーダーで読み取ってご使用ください。R-ISM®につきましては、ご紹介ページはこちらになります。

試験成績書ダウンロード上の注意事項はありますか?

マイクロバンク25については、ロット番号入力時に末尾「-S」を除いて入力してください。
例)C21772M-Sの場合、C21772Mを入力

マイクロバンクの文献はありますか?

以下がございます。
・「臨床細菌検査室における菌株保存用キットマイクロバンクの評価」1993年 20巻 3号 375ページ、近代出版
・「菌株保存用バイアル“マイクロバンク”の評価」1993年 20巻 3号 375ページ、近代出版

この菌株保存リストのデータは、各温度条件の下、マイクロバンクで菌株を保存し、保存期間後に復元・菌の生育を確認したデータです。期間以上の保存ができない、また、一覧にない菌株の保存ができないということではございませんので、ご承知おきくださいますようお願いします。



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