イワキ株式会社

マイクロバンク

 

Ready &Easy to use で
菌株保存と管理がスマートに

マイクロバンクを活用した菌株保存は、トレーサビリティの確保とサスティナブルな研究体制の構築に貢献します。

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製品特長

製品特長

1.長期保存と再現性に優れた設計 
マイクロバンクは、特殊処理された多孔性セラミックビーズと専用の凍結保存液を用いた
保存システムで、菌株によっては-70℃〜-80℃で最大20年以上保存できた実績があります。
[1]バイアルに約25個のビーズが入っており、同一菌株を繰り返し復元可能なため、グリセロール調整などの煩雑な操作を省略できます。

2.2D
バーコードや管理システムによるトレーサビリティ
各バイアルとラックには2Dバーコードが付与されており、ラボ情報管理システム(LIMS)
などとの連携が可能。RFIDなどの管理システムの活用により、菌株の由来・保存履歴・使
用履歴の管理が容易になります。[2]

3.国際的な菌株保存の考え方に基づくシステム
世界中の微生物学研究機関、臨床検査室、菌株保存機関で実践されている菌株管理の考え方に基づいた保存システムです。継代培養することなく必要な時に必要な分だけ復元でき、菌株の変異やコンタミネーション(汚染)のリスク低減に貢献します。[1]

4.臨床・研究・宇宙探査での実績
マイクロバンクは、臨床微生物検査室や食品企業だけでなく、NASAのMars 2020プロジェ
クトでも使用され、地球外生命の探索における微生物保存にも活用された実績があります。[1]

5.国際規格に基づく製造体制
マイクロバンクを製造するPro-Lab Diagnostics社は、ISO 13485:2016(医療機器品質
管理)に準拠した製造体制を持ち、製品の品質と安全性が国際的に保証されています。 [3]

参考資料:
1Pro-Lab Diagnostics Pro-Lab Professionals BlogMicrobank® – The Original Bead System
2Pro-Lab Diagnostics UK 製品情報
3Pro-Lab Diagnostics 会社情報

シーン別活用法

・「菌株の安定性が不安」「保存データが蓄積できない」「試験用菌株の管理が面倒」
  長期保存後も菌の生育が確認できるマイクロバンクは、チャレンジテストや保存試験に最適です。
  プロラボ社の長年における蓄積データを目安にでき、研究の再現性が高まります。

・「菌株の保存が煩雑」「トレーサビリティが不十分」
  マイクロバンクなら、菌株の保存に特別な器具を使わず釣菌、スポイトで吸うだけで完了。
  5色展開、2Dコード付きで管理も簡単なので、品質管理の効率が格段に上がります。

・「保存スペースが限られている」「温度変化による菌の死滅が心配」
  最大25回復元分のビーズが2mLサイズのバイアルの中に。コンパクト設計で省スペースです。
  急激な温度変化を防ぐスタンドも用意しており、現場での使いやすさを追求しています。


使用方法

保存方法

18~24時間純培養した幼若菌をとり、バイアル中の液体培地に濃度がマックファーランド#3~4に相当するように浮遊させます。


18~24時間純培養した幼若菌をとり、バイアル中の液体培地に濃度がマックファーランド#3~4に相当するように浮遊させます。
*マックファーランドとは菌液の濁度から菌量を推定する際に用いる単位で、#3~4の濁度は大腸菌の菌数で「9~12x108/mL」に相当します。菌液調製時の対照用としてマックファーランド懸濁標準液セットを販売していますので、ご活用ください。

浮遊菌をビーズに吸着させるためバイアルを4~5回転倒混和します。

浮遊菌をビーズに吸着させるためバイアルを4~5回転倒混和します。

浮遊菌液を滅菌ピペットで残らず吸引します。

浮遊菌液を滅菌ピペットで残らず吸引します。

キャップを固く締め、フリ-ザーに入れ保管します。

キャップを固く締め、フリ-ザーに入れ保管します。

復元方法

バイアルをフリーザーから取り出し、復元する際、バイアルの凍結融解を防ぐため、別売のアルミ製保冷スタンドを使用することを推奨します。


バイアルをフリーザーから取り出し、復元する際、バイアルの凍結融解を防ぐため、別売のアルミ製保冷スタンドを使用することを推奨します。

バイアルのキャップを開け、滅菌した白金線などでビーズを1個取り出します。

バイアルのキャップを開け、滅菌した白金線などでビーズを1個取り出します。

取り出したビーズを平板ないし液体培地に接種します。

取り出したビーズを平板ないし液体培地に接種します。

製品一覧

スクロールしてご覧いただけます。

統一商品コード 商品名 包装 備考  画像
019-100593 マイクロバンク25 25バイアル 赤/黄/緑/青
ライトブルーが各5本
019-102047 マイクロバンク 80バイアル 赤/黄/緑/青
ライトブルーが各16本
 
019-102115 マイクロバンク 赤 80バイアル 各色単色包装
019-102085 マイクロバンク 黄
019-102139 マイクロバンク 緑
019-102092 マイクロバンク 青
019-102078 マイクロバンク
ライトブルー
019-102030 マイクロバンク 800バイアル お得用(色指定可能)  ー
019-102054 マイクロバンク
スタンド
1個 20穴のアルミ製保冷スタンド
019-102122 マイクロバンク 赤 ラック 4個 保存時に便利
019-102108 マイクロバンク 青 ラック
019-100074 マックファーランド懸濁標準液セット 5濃度 菌懸濁液の濃度調製時に便利

マイクロバンク菌株管理システム


マイクロバンクの2次元コードやRFIDを活用した菌株管理方法は、多数の菌株を管理される研究室・品質管理部門において、菌株の識別性向上や管理記録の運用に有用です。詳細はこちらをご確認ください。




添付文書・ユーザーレポート

食品向けユーザーレポート

食品メーカーの研究現場において、マイクロバンクは菌株保存・微生物管理におけるコンタミリスクや作業負担の課題を解決し、安定した長期保存を実現しています。Umios株式会社(社名変更前:マルハニチロ株式会社)中央研究所バイオテックリサーチ様における具体的な活用事例をご紹介します。

試験成績書・サンプル

※ご利用環境(社内ネットワークやVPN接続等)によっては、上記サイトから資料をダウンロードできない場合がございます。
 その場合は、お手数ですが当社までお問い合わせください。
※サンプルのご依頼はページ下部のお問い合わせフォームからお願いします。


菌株保存リスト

本リストには、臨床検査で重要な病原菌、食品企業の研究や衛生管理に関わる菌種、品質管理用標準菌株を含む200種以上の保存データを収載しています。マイクロバンクが使用された学術文献およびPro-Lab Diagnostics社(カナダ)の試験結果に基づき、世界中の臨床検査室、研究機関、品質管理ラボで蓄積された保存実績をまとめています。なお、記載している保存条件および保存期間は、各文献や試験で実際に評価された条件および期間を抜粋したものであり、製品保証(保存期間の保証)をするものではありません。



よくあるご質問

菌株保存とは何ですか?

菌株保存とは、細菌、酵母、カビなどの微生物を長期間にわたり安定した状態で保管し、必要なときに同じ性質の菌株を再利用できるようにする管理方法です。研究開発、品質管理、食品検査、環境検査などの分野では、標準菌株や分離菌株の品質維持を目的として菌株保存が行われています。適切な保存方法を選択することで、継代培養による性質変化やコンタミネーション(汚染)のリスクを低減できます。

菌株保存にマイクロビーズ法が選ばれる理由は何ですか?

マイクロビーズ法は、菌を保持したビーズを1個ずつ取り出して使用できるため、保存株全体の凍結融解を繰り返す必要がありません。そのため、菌の死滅や形質変化のリスクを抑えながら、品質の安定した菌株を継続的に利用できます。また、操作が簡単でコンタミネーション(汚染)のリスクを低減できることから、食品に関わる研究機関や検査機関などで広く利用されています。

食品検査用の標準菌株や種菌の保存にマイクロバンクは使用できますか?

はい。マイクロバンクは、食品検査や微生物検査で使用される標準菌株の保存だけでなく、発酵食品や醸造分野で使用される酵母や乳酸菌などの有用微生物の維持管理にも適しており、さまざまな用途で広く利用されています。特殊加工した多孔性ビーズと菌株保存性の高い凍結保護液により、長期間にわたって菌株の品質維持をサポートします。

食品検査に使用する大腸菌の保存方法は?

食品検査や品質管理で使用する大腸菌(Escherichia coli)は、試験の再現性や精度を維持するため、長期間にわたり安定した状態で保存することが重要です。マイクロバンクは、大腸菌を含む一般細菌の長期保存に対応しています。実際に、菌種ごとの保存試験においても、適切な低温条件下で安定した保存実績があります。詳細な保存期間データは「菌株保存リスト」をご参照ください。

食品由来のサルモネラを保存することはできますか?

はい。食品由来を含むサルモネラ属菌の保存にご利用いただけます。サルモネラ属菌には多数の血清型が存在し、マイクロバンクでは100種類を超えるサルモネラ菌株の保存データを有しております。「菌株保存リスト」には代表的なサルモネラのみを掲載していますので、未掲載の血清型や菌株についてはお問い合わせください。

食品製造や発酵工程で使用する真菌(カビ)や酵母の保存は可能ですか?

可能ですが、真菌やカビの種類によって保存期間が異なります。目安として菌種別の保存データ「菌株保存リスト」をご参照ください。

菌の保存期間は、どれくらい可能でしょうか?

菌種によって保存期間が異なります。目安として菌種別の保存データ「菌株保存リスト」をご参照ください。また、大量サンプル及び長期在庫管理のために「菌株在庫管理システム:R-ISM®」をご紹介していますので、こちらをご参照ください。

菌株を-20℃で保存できますか?

はい。菌種によっては-20℃で保存することも可能です。ただし、一般的には保存温度が低いほど菌の生存率や安定性が維持されやすいため、長期保存には-70℃以下のディープフリーザーでの保管を推奨しています。さらに長期間の保存が必要な場合には、液体窒素の気相中で保存することも可能です。保存可能期間は菌種や保存条件によって異なりますので、詳細は「菌株保存リスト」をご参照ください。

菌を懸濁した後、保存液を抜いてしまっていいのでしょうか?

菌を懸濁した後は、余分な保存液をしっかり抜いてから凍結保存してください。保存液が残った状態で凍結すると、ビーズ同士が付着してしまい、取り出す際に融解が必要になります。凍結融解を繰り返すことで、菌の保存性が低下してしまうのでご注意ください。

マイクロバンクを使った保存により遺伝子変異は起こりますか?

マイクロバンクによる菌株保存において、遺伝子変異の発生を定量的に評価したデータは確認されていません。一般的に、菌の性質変化は継代培養の繰り返しなどにより起こることが知られていますが、マイクロバンクは凍結保存により同一菌株を取り込んだビーズを取り出して使用できる保存方法です。そのため、適切な管理のもとでは、検査用菌の再現性維持を目的として広く利用されています。

バーコードラベルの貼付、バイアルに直接記入など、菌株を大量に管理するときに煩雑になります。他に何か方法はありますか?

マイクロバンクには、二次元コード(DataMatrix)を使用した管理方法と「菌株在庫管理システム:R-ISM®」を使用した方法があります。二次元コードはバイアルに表示されていますので、バーコードリーダーで読み取ってご使用ください。RFIDを用いたサンプル管理システム「R-ISM®」につきましては、ご紹介ページはこちらになります。


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